創業慶応年間 神戸の石材屋 石福石材です。
前回では宗教についてお話しさせていただきました。
ご自身の宗教について掲載しているかもしれませんので、是非下記のリンクからご覧くださいませ。
そして今回はお墓の歴史と古墳や神道について簡易的にお伝えいたします。
これを知っておくことにより、自分の家系のお墓の意味などについて少し理解ができるかと思います。
知っていて損はありませんので、是非この機会に読んでみてください。
神戸 石材店・石福が教えるお墓の歴史について
仏教は、お釈迦様「釈尊」が2500年前に仏教の基となる「教義」を説き、その後長い年月を隔て、多くの弟子達により引き継がれて、今日の仏教が確立されました。
「釈尊」は80歳で入滅した後、遺骨を納める「仏舎利塔」がつくられ、「釈尊」を敬うことになりました。
古墳について
また古墳についてですが、古墳は日本古来の埋葬のありかたです。
しかし、皆さんは古墳と聞くと天皇や豪族を築いた大きいものを思い浮かべると思います。
確かに古墳は大きいものが多いことは事実ですが、お墓であることには間違いありません。
古墳と聞くと奈良・大和と思い浮かべますが、北は岩手県から南は鹿児島県まで広い地域にあります。
それに大きさも様々なのです。
親戚縁者や地域の方々が力を合わせて造ったものもあります。死者への思いと葬る心はお墓の歴史と共に生きています。
神道のお墓について
我が国、日本での神道は伝統的な民族宗教とも考えられています。
日本では神社がいくつあるかご存知でしょうか?
実は日本には神社が8万社余あるといわれています。
村落の氏神として祭礼などが行われており、村民の多くが氏子として登録されているため、神社本庁の信者数として仏教系、その他の団体に信者登録されている人々も重複しているもと思われます。
神道式で建立するお墓は「標」として鳥居が建てられているものもあり、そこに埋葬されている人が神であることを告げているといえます。
また一般的には「奥津城」と呼ばれる神道式の三段墓にはお墓の正面に「〇〇家奥津城」と彫ってある場合が多いです。
またお墓の前には榊を捧げる「八足台」を置くのが特徴です。
神道には仏教でいう戒名はありませんが、
墓誌には姓名の下に「〇〇霊」「〇〇命」「〇〇命霊」「〇〇霊位」と刻みます。
お墓参りに行く際にどんな文字が記載されているか一度見てみてはいかがでしょうか。