創業慶応年間 神戸の石材屋 石福石材です
前回では宝篋印塔・宝塔、多宝塔・無縫塔ついてお話しさせていただきました。
ご自身の宗教について掲載しているかもしれませんので、是非下記のリンクからご覧くださいませ。
そして今回は墓石に彫刻する文字についてご説明させて頂きます。
これを知っておくことにより、ご自身のお墓の文字の意味についてなどにも理解ができることがあるので参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
目次
正面文字について
正面文字については以下の一般的な正面文字が多いです。
- 〇〇家
- 〇〇家之墓
- 〇〇家先祖代々之墓
- 〇〇家累代之墓
- 為〇〇家先祖代々菩提
また神道の場合は「墓」の代わりに「奥津城」(奥都城)などとします。
南無阿弥陀仏佛(仏)
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼佛(仏)
南無大師遍照金剛
のように名号・題名を彫る場合も多いです。
本来、墓石は仏を祭祀する功徳を回向することによって死者の成仏を願うものですから、供養塔としての意義を第一義とするのが正しいのですが、最近では「生きた証」としての意味あいを求める方もいるので、両方のことを考えると良いと思います。
背面文字について
墓石の背面は、建立年月日と施主名を彫ります。側面や台石に彫る場合もあります。
「令和〇〇年◯月◯日 石 福 太 郎 建 之」
建立日の日が四か九とかなどで気になる際は「吉日」とすることが多く、時期によっては、「春彼岸」などとすることがあります。
まとめ
今回は正面文字と背面文字についてご説明させて頂きました。
次回は「戒名」についてご説明させて頂きたいと思います。
少しずつですが、お墓について知ってもらえると嬉しいです。