創業慶応年間 神戸の石材屋 石福石材です。
前回ではお墓参りの知識part1についてお話しさせていただきました。
これからお盆の季節ですので、是非下記のリンクからご覧くださいませ。
そして今回は前回の続きでお墓参りの知識について何点かお話しいたします。
正しいお墓参りの仕方について学び、ご先祖さまを供養してあげてくださいませ。
お墓掃除の仕方について
多くの寺院や霊園では、毎年あるいは毎月管理料を払うシステムになっていますが、あくまでもこれは共用部分である通路や緑地、その他関連施設の維持管理のために使われるものです。
個々のお墓の管理は、持ち主である家族が責任を持って行うべきことであります。
お墓参りとは「墓掃除」をしてご先祖さまを気持ちよくお祈りすることが一般的です。
自分の家の中を掃除するように、ご先祖さまのお墓もこまめに掃除してあげてください。
お墓での敷地内掃除について
先ず初めに敷地内の掃除から行いましょう。
枯れた花や線香の燃えかすなどを取り除き、雑草はむしり、落ち葉や枯れ枝、ゴミなどを丁寧に拾います。
樹木を植えている場合、枝葉が墓石を覆ってしまわないようにせん定してさっぱりとさせましょう。
木は大きくなるにつれて根も広がり、石の柵を圧迫してしまうので、ひび割れや崩れの原因にもなります。
また石福では根っこが大きくなり延石の位置がズレてしまい、直して欲しいとのご依頼が良くございます。
定期的な手入れを心掛けたいものです。軍手やゴム手袋、小さな鎌やスコップ、植木ばさみなどを持っていくとよいです。
墓石のまわりに敷いた玉砂利が土に埋もれて汚れている場合は、スコップで掘り起こし目の粗いザルに入れ、水で洗ってから敷き直すと見違えるようにきれいになります。
石福ではそのような雑草に関する対策工事も行っております。今後暑い中での雑草抜きなども必要なくなりますので、お気軽にご連絡くださいませ。(下記、石福石材対応工事)
墓石のお掃除について
墓石は基本的に水を含んだスポンジや柔らかい布で丁寧に磨きましょう。
それでも汚れが落ちない場合はタワシを使いますが、金タワシは墓石を痛めるので使わないようにしてください。
彫刻が施されていたり、文字が彫ってあるところは歯ブラシを使うと掃除がしやすいでしょう。
注意点としては石が欠けてしまわないように、力を入れずに優しく磨くようにします。
お墓は天然石でできている為デリケートなのです。
洗剤などを使っても良いですか?と良くご質問を頂きますが、シミの原因になったり墓石を痛めてしまうので、水洗いを基本にしてください。
また掃除の際には、隣接するお墓に迷惑がかからないよう十分気を配るようにします。
掃き出したゴミを飛ばしたり、墓石を洗っている水をかけてしまうことのないように注意します。
そして掃除で出たゴミ類はビニール袋などに入れてすべて持ち帰りましょう。
線香についての豆知識
香は邪気を祓い、不浄をすべて清める徳を持つといわれています。
寺院などで大きな香炉から香煙を参拝者らが頭や肩、腰など身体に振りかける姿を見たことはありませんでしょうか?
それは悪気を払い、病を癒し、心身を清めたいと願うところから来ています。
またその香りが四方無限に広がることから、仏の慈悲が誰彼の区別なく与えられることを表しているといわれ、一度火を灯すと燃えつきるまで芳香を放ち続けることから、六波羅蜜の一つである「精進」をも意味しています。
線香は主な原料によって、「杉線香」と「匂い線香」の2種類に分けられます。
杉の葉の乾燥粉末を原料に製造される「杉線香」は杉特有の香りのする煙の多い線香で、値段もリーズナブルなことからお墓参りには一般にこれが使用されることがあります。
「匂い線香」は椨(たぶ)の木の樹皮の粉末を主原料に、各種の香木や香料を加えたもので、現在広く家庭や寺院で使われています。
一度線香を買われる際にどんな線香なのか見てみてください。新しい発見があるかと思います。